心の悩みを聴くお救け場所
 天理教浦和分教会

若い人たちへ 疲れていませんか

心が疲れて 動けないのは何故

現代の若者たちは、高度経済成長を達成し、自由資本主義が成熟した日本と云う国で成長してきました。ある意味、豊かで満たされた環境であると言える社会で、幼年・少年・青年期を過ごせてきた人たちです。
学業期間では、男女を問わず大企業入社を目指し、高学歴・有名大学受験という進むべきレールを引き、個々の才能に目を向けることもなく突き進み。
そして今、自由競争社会と謳われ、華々しく輝いた社会基準の中で、学業で培ってきた知識とは違った能力を求められて、企業人の一員として、新たな競争社会に身を置き、学問のような正解のない業務に、悪戦苦闘する日々を送る。
また、世の中は目まぐるしいほど高度な情報化環境が出来上がり、人と人はツールを介して常に繋がる社会となり、世界の垣根は取り払われ、文章や映像、音楽などで交流は自由に繋がっていける。若者たちには、この様な環境が当たり前だと思って成長した。
私のような古い年代層が生活して行くには、非常に息苦しく疲れる世の中だなぁ と感じてしまう。何が息苦しいのだろうか。こんなに便利な世の中になったのに、と考えてみる。

今までも、これからもずっと競争していくしかない生活。
人との関わり合いは、SNSで顔が見えないコミュニケーション。
家族と云っても、共有する時間もなく、一番遠くに感じる人たち。

人はそれぞれ、経済的環境も家族構成も生い立ちも違い、両親の考え方も友人の思いも違う中で生活してきたのですから、誰一人として「心の記憶」も違います。

若い人たちは、誰が悪いわけでもないのですが、なんとも満たされない寂しい境遇に身を置いているなぁ~と感じてしまうのではないでしょうか。

疲れたと感じている方、疲れて起き上がれなくなりそうな方。少し自分自身を、ゆっくり見つめ直しても良いのではないでしょうか。

どうぞ、先ずは電話を下さい。当教会に来てください。私で良ければお話を聴かせてください。静かな神殿内で一人瞑想してください。ご自由にお使いいただけます。連絡をお待ちしております。

若者よ 自分を信じて

現在この世の中は混沌とした情勢となってしまった。

新型コロナウィルス感染症が世界に蔓延して3年、極度に人流制限がかかり、対面でのコミュニケーションは途絶えがちとなっている。

ロシアは武力を行使してウクライナに侵攻し主権戦争に出て、毎日砲弾が飛び交い多くの犠牲者が出ている。なんとも悲しいことだ。

コロナ感染も事の始まりは、たった一人が口に取り込んでしまったことが始まりで。

ウクライナ侵攻戦争も、たった一人の主権思想から始まった事。どちらも人災だと思う。

この2大事象により製造・物流社会は逼迫し、物価高を招き、貧困者を直撃している。政治は後手々々に回り、被害妄想者は凶器な沙汰に出て、負の連鎖を生みだし始めている。

 

 

若者は、行動制限のなか校友や同僚との接触が薄れ、日常的な何気ない会話の機会を失い、自身の気持ちの捌け口が得られず、心の整理がつかず進むべき方向を見失いかけている。

 

心ある若者は微力ながらにも世の中の平和を願い祈るが、先行きの見えない現実を垣間見て憤りを感じ、一人が出来る力の意義を見いだせず落胆し苦しんでいる。

 

嘆かわしく息苦しい状況になってしまったが、近未来に向かって進むしかない。

一人の真実は細やかな力かも知れないが、真実の人は限りなくいる。念ずる真実が合成されたエネルギーは大きなうねりとなる。自然界の陰の法則が必ず働く。

 

大勢の人で社会は構成されているが、紐解けば一人一人の集合体。

ただ一人の自分を信じることが、社会が成長すると言うこと。

思想や理念も大事だけれど、世界は何より素直な心が集まって変っていくものだと思う。

何に夢中になれたかを見つける

なにを自分はしたいのか、

なにに自分は向いているのか、

中々自分の進む方向が分からないで悩んでいる人は多い。

 

勉強している中で、自分の得意な科目は誰でも感じているけれど、

平均点を重んじる社会で、特技を伸ばす事を阻まれる。

そこに迷いが生じ苦しみ悩む。

 

人は心と脳が調和して活動している。

この調和は千差万別。

主導するのは心、感情の上に脳は働き身体を動かす。

 

“好きこそものの上手なり” という。

 

歩いてきた過去を振り返ると、

自ずと好きだった世界がおぼろげに見えてくる。

微かに喜びを感じた経験こそにヒントがあるかも知れない。

なぜ生まれでたか、、、自分の歩むべき道は

人はなぜ生まれてきたかと考える。

自身の記憶の領域では見いだせない問い。

誰が望んでのことかと考える。

親が願ったことではあろう。

その願いに働いた親がいる。

天上の力、親神さまという。

 

ひとつの命を誕生させる営みは神秘そのもの。

広大な宇宙の中の小さな生成、まさに神業。

 

人の願いを受けとり、親神が念を魂に吹き込み生まれでる。

親神の念は何であろう。

役目は必ずあるが知り得ない。

生まれだされた意義が人それぞれ必ずある。

それを真摯に追い求めれば、道は示される。

 

応援する人が一人でもいれば、示された道にいる。

魂に吹き込まれた道と信じて歩く。

それが大事なこと。

 

自らの意思で生まれることはできないのだから、

生まれたことに感謝する。

この先に、道は続いている。

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